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夫婦関係・パートナーシップに悩む方へ
心理的距離の近い人との関係性は、多くの人にとって難しいテーマです。
こころの課題は、もっとも身近な人との間で現れやすいためです。
本当の意味で夫婦関係を整えたいと願うのであれば、まず「関係性」という視点からいちど離れる必要があります。つまり、向き合う対象からパートナーをいちど横に置いてみるのです。
そのとき、残るのは「わたし」です。
関係を変えるのではなく、自分のこころに向き合う方向へと舵を切ることが大切になります。
他者を変えようとすることは、巨大な岩をひとりで動かそうとするようなもの。多くの労力を要するにもかかわらず、うまくいかないことが多く、ときに関係性をさらに悪化させてしまうことさえあります。
わたしのカウンセリングでは、「あなたのこころの内側」へと焦点を当てます。パートナーは、あなたを理解するための背景として扱います。
(ここでは相手の言動の正しさ・善悪もいちど横に置きます)
あなたが自分自身をより深く理解していくことで、あなたの「こころの反応」が自然と変わっていくことを期待します。ここでは“変えようとする”のではなく、理解を通して“結果として変わっていく”ことを大切にします。
多くの場合、パートナーの言動に対する反応の根っこには、幼い頃に抱えた痛みや、親との関係で身につけた反応パターンがあります。表面的には夫婦関係の問題に見えていても、実際には幼少期に受けた「こころの傷」が反応していることが少なくありません。
視点を変えると、「こころの傷に気づくために、いまのパートナーを選んだ」という自然の流れが見えてくることもあります。
パートナーの言動
→ あなたの反応
→ あなたのこころの傷
→ その傷が生まれた背景
→ こころの癒し
このように、実際に起きている現象からあなたの内側へと深く入っていき、最終的にはあなたの傷の癒しを経て、反応パターンが静かに変わっていくことを目指します。
言葉で書くのは簡単ですが、実際には長い時間と心理的な労力、そして忍耐を必要とします。
「相手を変える」のではなく、
「自身のこころに向き合う」こと。
そしてそのプロセスを経て、自然と変わっていくことを静かに待つイメージが良いと思います。
観察を通して理解し、受け止め、癒す。
それを繰り返すうちに、こころは自然と変容していきます。
雨が降れば、雨を止めるのではなく、傘を差しましょう。
雨の風景を眺めるうち、やがて晴れ間が見えてきます。
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